令和5年
総務企画委員会◯令和5年1月10日 午前九時五十八分開会
○
小島和男委員長 定刻前ではありますが、
総務企画委員会を開会したいと思います。 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今日の案件、よろしくお願いいたします。 それでは、副議長、御挨拶。
◆松田智子副議長 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 本年初めての委員会となります。本日二件の審査、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
小島和男委員長 出欠報告をいたします。出席八名、欠席なしです。 署名人については委員長から指名で定めたいと思います。
相馬委員、
夏目委員、よろしくお願いします。 案件に入る前に申し上げます。 副区長におかれましては、体調不良のため欠席するとの連絡がありましたので、御承知おきください。 それでは、
所管事務事業説明、第四十七回荒川
区政世論調査の結果について、
秘書課長より説明があります。
◎
茶谷秘書課長 それでは、第四十七回荒川
区政世論調査の調査結果について、資料に基づき説明させていただきます。 初めに、
調査方法でございますが、区内に居住する満十八歳以上の個人三千人に調査票を郵送で配布しまして、回収は郵送並びにパソコン・
スマートフォンによる
電子申請、持参となっております。
調査期間は、記載の令和四年九月一日から九月三十日まででございます。令和二年度、令和三年度はコロナ禍の影響で調査を十一月に実施しましたが、今年度は
例年どおり九月に実施いたしております。 回収数は千三百六十三件です。 続きまして、下段の
調査概要・結果でございます。
継続調査項目の「居住と
生活環境」「区政への関心と要望」、そのほかに各部からの
調査依頼のありました「
広報活動」「
デジタル化の推進」「
防災対策」「
芸術文化活動」「
健康づくり」「
スポーツ振興」「公園利用」「
マンション」の計十項目の調査を実施いたしました。 主な調査結果につきましては、別紙の概要版で説明させていただきます。恐れ入りますが、概要版の三ページをお開きください。 まず、三ページでは、区民の居住意向でございます。荒川区に「住み続けるつもり」が六〇・七パーセント、「当分の間は住むつもり」が二六・八パーセント、合わせて八七・五パーセントの方が住み続けたいと回答しております。右下に記載のとおり、昨年度とほぼ同様の数値となっております。 五ページをお開きください。こちらでは「
広報活動」でございます。区政に関する情報はどのように入手しているか質問したところ、「あらかわ区報」が五割半ば近くで最も高く、次いで「荒川区
ホームページ」「町会の回覧板」となっております。令和元年度に実施した前回調査結果を右下に記載しております。 続きまして、六ページをお開きください。こちらは「
デジタル化の推進」でございます。行政手続が
デジタル化されることでどのような
サービス向上を期待するかお聞きしたところ、「夜間・休日を問わず窓口に行かずに手続ができる」が五割半ばを超えて最も高く、次いで「窓口での待ち時間が減る」「紙の申請書を書かなくても手続ができる」となっております。 七ページを御覧ください。こちらは「
防災対策」でございます。食料備蓄についてどのような取組を行っているかお聞きしたところ、ふだん使っている食料を多めに購入しておくようにしている日常備蓄が六割弱で最も多く、次いで備蓄用として販売している
長期保存用食料等を備蓄しているが三割半ばとなっております。 八ページをおめくりください。こちらでは、備蓄をされている方に何日分の備蓄を行っているかお聞きしました。「三日分以上七日未満の備蓄をしている」が四割半ばを超えて最も高く、次に「三日未満の備蓄をしている」「七日分の備蓄をしている」の順となっております。 次は、隣の九ページになります。
芸術文化活動でございます。この一年間に
芸術文化活動や
芸術文化の鑑賞を行ったかお聞きしたところ、「
芸術文化活動・鑑賞を行わなかった」が五割近くで最も多く、次いで「
芸術文化の鑑賞を行った」が四割弱となっております。 次の十ページでは、
芸術文化活動・鑑賞を行わなかった理由をお聞きしたところ、「
新型コロナウイルス感染症の影響により
芸術文化活動・鑑賞事業が中止になった」または「外出を控えた」が四割半ば近くで最も高く、次に「
芸術文化活動・鑑賞を行う時間がない」「
芸術文化自体に興味がない」の順になっております。 隣の十一ページになります。こちらでは
健康づくりでございます。健康に気をつけるようになったきっかけは何かお聞きしたところ、「健診結果を見て」が四割で最も高く、次いで「病気をしたので」、「新聞・雑誌・テレビなどの健康記事や番組を見て」の順になっております。 恐れ入りますが、十三ページをお開きください。十三ページでは
スポーツ振興でございます。
パラスポーツへの関心についてお聞きしたところ、「
パラスポーツには関心がない」が六割半ばを超え、最も高く、次に「
パラスポーツを体験したことはないが今後体験したいと考えている」の順となっております。 次は、十四ページをお開きください。公園利用についてでございます。新しい公園に欲しいと思う機能は何かお聞きしたところ、「休憩場所」「ベンチや日除け」などが六割近くで最も高く、次に「四季を感じられる植栽」「カフェや売店」などとなっております。 次に、十五ページの下段を御覧ください。こちらでは集合住宅にお住まいの方に集合住宅の管理や修繕に関してどのような点に不安を感じるかお聞きしたところ、「
管理修繕費がかかることによる共益費の値上がり」が三割半ばで最も高く、次に「雨漏りや外壁のひび割れなどの建物の劣化」「管理や維持の活動をする人材や
ノウハウ不足」となり、一方、「不安はない」は三割半ば近くとなっております。 恐れ入りますが、十六ページをお開きください。こちらは区政への関心と要望でございます。「関心がある」が一八パーセント、「やや関心がある」が三七・一パーセントで、合わせて五五・一パーセントとなっております。前回の調査は右側のほうに記載しております。 次に、十八ページをお開きください。今後区に力を入れてほしい事業をお聞きしたところ、第一位は「地震・水害などの
防災対策」が五八・八パーセント、第二位に「地域防犯の取組」が三一パーセント、第三位が「
高齢者福祉の充実」となっております。 説明資料にお戻りいただき、一枚目の裏面を御覧ください。項番二の調査結果への対応でございます。それぞれの調査結果の対応をこちらのほうに記載しておりまして、例えば
広報活動では、区報の個別配布や
スマートフォンアプリによる閲覧を周知するとともに、分かりやすく情報が探しやすい
ホームページを目指し、
アクセス数の向上を図ってまいります。 また、次のページの
芸術文化活動では、ICTを活用した新たな手法による講座開催や参加型・体験型の事業の充実など、今後
芸術文化振興プランの改定に向けた
基礎資料として活用してまいります。 最後の
マンションに関しましては、
分譲マンションセミナーの実施や
コンサルタント派遣制度の拡充を検討するとともに、
マンションの適正な維持管理を促すための
マンション管理適正化推進計画の策定の資料としてまいります。 最後に、今後の予定でございます。二月二十一日発行の区報のほうで調査結果の概要をお知らせするとともに、二月二十七日から
ケーブルテレビのほうでも同じように調査結果の周知を図ってまいります。 大変雑駁ではございますが、説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○
小島和男委員長 それでは、御質疑ございますか。
菅谷委員。
◆
菅谷元昭委員 区政世論調査というのは、区民の動向を見るのにも参考になると思いまして、非常に大変な作業でございますけれども、重要な分野だと思っています。 幾つかお伺いしたいのは、報告書の冊子の九ページで、年代別の回答結果が出ているんですけども、一番多いのが、八十歳以上、三十代以下は十八歳、十九歳が〇・七、二十歳から二十四歳が二・八、二十五歳から二十九歳が四・五という形なんですけども、大体毎回高齢者のほうが回答率が多くて、若者は回答率が低いというような結果なんでしょうか。
◎
茶谷秘書課長 毎年度、大体同じような傾向でございます。
◆
菅谷元昭委員 今回、回答の方法は、郵送で回収する方法と
電子申請という形で、郵送が一千五件、
電子申請が三百五十二件、二五・八パーセントの
電子申請みたいなんですけども、この割合というのは、前回に比べて増えているのでしょうか。
◎
茶谷秘書課長 電子申請の割合、年々増加傾向にございます。
◆
菅谷元昭委員 若者の回答が多くなってくると
電子申請の数も多くなってくると思うんですよね。どうしても御年配の方々はパソコンだとか
スマートフォンだとかの操作に慣れていないので、紙による回収というほうが主になっていくんじゃないかなというふうに思っております。
電子申請のほうがより
若者たちの回答を多く拾えるような手段じゃないかなと思っておりますので、
電子申請というのが大体五割ぐらいになってくると、
若者たちの意見もどんどん拾えてくるんじゃないかなというふうに思っております。 おのずと回答の中で、例えば「
パラスポーツに関心がありますか」という形で六七パーセントの方が「関心がない」と。これは高齢者の方々の回答率が多いから、こういう形になってくるんじゃないかなというふうに思いますし、「
マラソン大会などを支える
スポーツボランティアの活動に関心がありますか」という返答でも、「関心がない」というのが七二パーセントと。どうしても
若者たちは関心があっても、高齢者の方はこういう分野に関しては、関心が薄い。そのために回答率の多い年配の方々の意見が反映されがちというような傾向があるんじゃないかなというふうに思いますけど、そこら辺のことをどういうふうにお考えなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
◎
茶谷秘書課長 電子申請の状況でございますが、三十代が一番多くなっておりまして、次に四十代が多いような傾向になっております。比較的二十代とか十代の方はちょっと少ないような、おっしゃるとおり高齢者の方は少ない状況ですが、例えば八十歳以上でも五名の方が申請されているとか、よく利用されている状況でございます。今後も
電子申請はどんどん便利に使っていただけるように考えているところではございます。 先ほどの年代につきましては、年代別に集計しているものもありまして、百三十九ページで
パラスポーツのほうも、年代別にそれぞれの状況を分析しておりますので、こちらも併せて、どういった年代がそう思っているのかとか、どういうふうに考えているのかを所管のほうでも併せて分析しているところでございます。
◆
菅谷元昭委員 これを見ると、全体的に興味がないというのが多いのかなというのは今改めて分かったんですけれども、ある程度、若者の声、高齢者の声、
ミドル世代の声という形でバランスよく聞いていただければ、こういう結果も全体的な意見が伺えるんじゃないかなというふうに思いますので、例えば高齢者の方々の返答が多いから高齢者の意見ばっかり偏っちゃうとかというようなことは避けてもらって、少数だけど
若者たちの意見も積極的に取り入れるというようなことと、もう一つは、
若者たちが回答しやすい方法というのが
デジタルを駆使した回答だと思いますので、そういうところももう少しアピールしながら進めていっていただきたいと思いますけども、今後のことを考えて、いかがお考えかお伺いします。
◎小林区
政広報部長 若者をいかに区政に取り込んでいくのかというのは、一つ区政の重要な課題だと思っています。
世論調査に参画いただくというのも区政参画の一つでございますので、今おっしゃられた回答しやすい方法、例えば
電子申請で今、大体四人に一人が若者だと、それぐらい回答しているわけですけども、もう少し使いやすい
電子申請の仕組みというのも来年度に向けて検討してございますので、そういったことも含めて、若者の意見というか、あらゆる年代が意見を出しやすい
環境づくりに努めてまいりたいというふうに考えてございます。 それと、先ほど詳細なページをお示ししましたけども、各所管のほうでは、平面的に全体の平均値を取るのではなくて、年代別に分析したりですとか、あとは、その他の属性でクロス分析したりとかということも今後してまいりますので、よろしくお願いいたします。
◆
菅谷元昭委員 結構です。
○
小島和男委員長 森本委員。
◆
森本達夫委員 まず今回の調査の項目につきましては、各所管からのリクエストも加わっているということなんですが、
調査項目というのは、入替えとか増減というようなところは、どのようになっているのでしょうか。
◎
茶谷秘書課長 調査項目につきましては、「居住と
生活環境」と「区政への関心と要望」は継続項目としてずっと調査しているところでございまして、その他の項目につきましては、毎年各所管課に
意向調査を実施して、そこから決定するような形になっております。今年度は八項目が各課から上がってきたものでして、前年度は七項目となっております。
◆
森本達夫委員 あまり項目が多過ぎても、答える方に負担があって嫌だとなる方も出てくるかもしれません。その辺の
ボリュームのバランスというのは大変難しいところではあると思いますが、皆様が答えやすい項目をぜひ今後もよろしくお願いいたします。 あと、先ほども年代別の話が出ましたけども、各項目、私も年代別のデータというのが一番大事かなというのは感じておりまして、可能であれば年代別のデータも今後しっかり出していただければというふうに思います。 あと、項目の表現の仕方といいますか、先ほど
パラスポーツに関心がありますかという項目があったかと思いますが、問二十二ですけれども、このまま
パラスポーツに関心がありますかという問いでよろしいですか。
◎
茶谷秘書課長 パラスポーツに関心がありますかという設問になっております。
◆
森本達夫委員 バラスポーツという言葉、かなり浸透しているとは思うんですが、
パラスポーツって何という方も高齢者にはいるかもしれないなという、そうすると関心ないとなってくる可能性もあるかなというふうにちょっと感じました。ほぼほぼの方は御理解いただけているとは思うんですけども、若干補足で
パラスポーツとはこういうものという説明があると、より理解ができるのかなというふうに思いますけども、その辺、いかがですか。
◎
茶谷秘書課長 例えば二十三ページで
芸術文化のところでは、
芸術文化とは何かという定義を記入させていただいたんですが、
パラスポーツのほう、おっしゃるとおり、そういったことがもしかしたらあったのかもしれないです。今後みんなでチェックしながら、よく回答していただけるような工夫をしていきたいと思います。
◆
森本達夫委員 ぜひよろしくお願いいたします。 あと、全体を通してなんですが、こういった様々、区民の方からの御意見、御要望等が出てきておりますけども、毎回区として行政に反映させていただいているとは思うんですけれども、その辺の進捗とかちょっと教えていただけますか。
◎
茶谷秘書課長 例えば昨年度、
同性パートナーシップ制度の整備の
基礎資料として活用いたしまして、今年の四月に荒川区
同性パートナーシップ制度を開始したところでございます。そのほかにも、昨年度のものでいいますと、
環境基本計画の
中間見直しに向けた
基礎資料として活用して現在進めているところでございます。
◆
森本達夫委員 大事な区民の意見をしっかり酌み取って、行政の
ブラッシュアップにつなげていただければというふうに思います。 またこれからも、こういった項目があったらいいなというのも、いろいろ私たちも意見を今後も言わせていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 終わります。
○
小島和男委員長 夏目委員。
◆
夏目亜季委員 何点かお聞きしたいと思うんですけど、この
アンケートにかかる費用と内訳というのはどんな感じになっているんですか。
◎
茶谷秘書課長 調査委託が主な費用でございまして、委託金額が今年は百八十七万円でございました。データを集計して、データを作成するところまでが
調査委託の範囲となっております。そのほかに配布用の
宛名シールの消耗品費などが若干かかっているところでございます。
◆
夏目亜季委員 ありがとうございます。 郵送費とかも含めて、全部合わせて百八十七万円なんですか。
◎
茶谷秘書課長 おっしゃるとおりで、郵送費も含めた百八十七万円です。
◆
夏目亜季委員 ありがとうございます。意外に安く
アンケート調査ができているんだなと思いました。 じゃ、三千人に無造作に送っているという話なんですけど、三千人に絞っている理由というのは何なんですか。
◎
茶谷秘書課長 全体の
サンプル数が千を超えますと、大体統計として有意なデータというふうに言われておりまして、千を確保するために三千の郵送を行っているということでございます。
◆
夏目亜季委員 ありがとうございます。 先ほども皆さんから出ているんですけど、十代から四十歳ぐらいまでが百に満たない数字になっていて、ここら辺にもうちょっと送る
ボリュームみたいな、足したりしてバランスを取ったりするということは、今後できたりするんですか。
◎
茶谷秘書課長 三千人の選び方なんですが、十八歳以上の荒川区に住民登録されている方から
無作為抽出しております。
無作為抽出しますと、十八万人の規模を三千人にぎゅっと縮小して適正な割合になっているということで、そこから仮に、例えば十代から四十代まで多く抽出してしまうと、データが恣意的なものになってしまうので、特にその年代に絞って多く発送するという考えは今のところありません。
◆
夏目亜季委員 三千人の中で各世代は今のところバランスよく送られているけれども、回答にばらつきがあるという認識で大丈夫ですか。
◎
茶谷秘書課長 おっしゃるとおりでございます。
◆
夏目亜季委員 ありがとうございます。 年齢が上がるにつれて区への関心が高くなるというのは、私も幼いときよりは今のほうが住んでいる自治体に関心があるので、流れとして分かるんですけど、若い人の声も拾いたいというのは私も思いまして、
デジタルで回答できるようになっているとは思うんですけど、SNSとかで発信して、荒川区民に限定して住所とかを入力できるようにして、誰でも答えられるようにというのはできないものなんですかね。
◎
茶谷秘書課長 先ほどもちょっと御説明したんですが、荒川区の人口割合、年代割合に応じた規模での調査というふうに考えておりますので、誰でもということになると、区全体のトレンドとは変わってきちゃうのかなというふうに思っております。
◆
夏目亜季委員 誰でもというのは、荒川区の方限定でということなんですけど、それでも難しいんですかね。
◎
茶谷秘書課長 世論調査でやるというのは難しいのかなというふうに思っております。そうではなくて、例えば違うテーマで意見募集しますみたいなのであれば、そういうやり方もあるかと思うんですが、
世論調査ですと区全体の傾向をつかむということで、この年代、この年代というのを割合に応じて抽出して回答を求めているという形になりますので、年代とか関係なく荒川区に住んでいる方はどなたでも意見を述べるということになると、
調査方法が変わってきちゃうのかなと思っております。
◆
夏目亜季委員 ちょっと私は分からないんですけど、より多くの荒川区民の声を拾い上げるほうが区政に反映できるんじゃないかなと思うんですけど、それは違うんですか。
◎
茶谷秘書課長 区政世論調査でより多くの方に回答していただくために、我々も毎年検討しておりまして、例えば今年は封筒をカラーにしたりとか、封筒に
世論調査の目的を書いて、ぜひ御協力をお願いしますというようなメッセージをお伝えして、回収率が少しでも上がればなというふうに思っております。
先ほど答弁もあったんですけども、
電子申請についても、今、六十分で回答期限が切れてしまうというような制約があったり、使っているブラウザによっては画面の文字の折り返しが変わってしまうというのがあったりするので、そういったものをもっと柔軟に対応できるような方法がないかということで、今、考えているところでございます。
◆
夏目亜季委員 ありがとうございます。 三千に限定しないと駄目なんですものね。選んだ人からやらないと駄目で、全体の声を拾いたいといっても、荒川区に住んでいる人みんなに聞くというんじゃ駄目ということなんですね。
◎小林区
政広報部長 先ほど
茶谷秘書課長から御答弁したのをもう少し細かく言いますと、先ほど千以上の回答数が得られると有意な
統計データが得られるというお話を申し上げました。今、
夏目委員がおっしゃられているSNSに限定してあらゆる年代でというふうになりますと、まずSNSを使っている方に限定になると。 〔「どっちも併用」と呼ぶ者あり〕
◎小林区
政広報部長 どっちも併用ということですね。実質的にSNSの利用層に偏りが見られるというか、SNSも意見募集のツールとしては有効だと思っているんですけども、ただ、有意な統計を得るためには、先ほど申し上げた年代別の人口比ですとか地区別とかという、層化二段階の方式できちんと整理した上で
無作為抽出というのが、一番妥当性がある結果が得られるというようなことです。 ですので、区民の声ですとか、
パブリックコメントですとか、別の手段でSNSを活用してございますので、そういった意味での組合せというのはもちろんあるかなと思うんですけども、
世論調査の最後の
統計データで何パーセントとかという割合に回答率を含めるのが、なかなか統計学上の整理で難しいということです。
夏目委員おっしゃっている広く意見を聞くという趣旨は理解しているつもりなんですけども、最後の統計的な扱いがなかなか難しいというところでございます。
◆
夏目亜季委員 意味が分かりました。分母がよく分からなくなってしまうということで、ちゃんと統計が取れないという意味ですね。理解しました。 そうしたら、今、回答数が千三百件ですよね、三千件送って。半分以上回答が返ってきていないということで、番号とかあるんですかね、送られてきている人というのは。番号なのか、その人に送ったと分かれば、多分、半分以上の送ってきていない人というのは、日常の中で
アンケートが来ていることを忘れてしまっていたり、後で回答しようと思っていても、ちょっと面倒くさくてできなかったりというのがあると思うので、送った人と分かるように、
デジタルでも回答できると書いてあるので、ツイッターとかでURLを貼って、送った人しか開けないように
パスワードなのか何かよく分からないですけど、工夫して書いて、回答しやすいような工夫をしたらいいんじゃないかなと思ったんですけど、どうですか。
◎小林区
政広報部長 今、
夏目委員おっしゃられた方法も一つあるかなと思います。ID・
パスワードは、今、
世論調査でも
電子申請でやっていますので、その仕組みを活用していますので、それとSNSで限定してというのは、今も実質同じようなことをやっているつもりではあるんですけども、
夏目委員のおっしゃられる趣旨は、回答率を上げるためにSNSを活用すべきというようなお話かと思いますので、SNSでの発信も含めて、改めてより回答が得やすいような
環境づくりというのは、来年度に向けて検討してまいりたいと考えてございます。
◆
夏目亜季委員 ありがとうございます。
○
小島和男委員長 山田委員。
◆
山田晴美委員 幾つかお聞きしたいんですけれども、今、年代別の回収率のお話があったかと思います。確かに無差別に抽出されているので、そこでは平等性を図っているのかもしれないんですけど、回収率では明らかに開きがあるというところは、やっぱり今後改善していってほしいなというのはすごく思います。 概要の五ページの
広報活動で区政に関する情報はどのように入手していますかという
調査項目が、ほかのものは昨年度の調査結果も載っているんですけど、令和元年度調査とあるんですね。これは令和元年度以降この項目を入れていないということでよろしいですか。
◎
茶谷秘書課長 おっしゃるとおりでして、前回調査したのが令和元年度になっております。
◆
山田晴美委員 数字の上位で載っていると思うんですけど、今年度は
ホームページが二位に上がってきていて、令和元年度では載ってきていないので、一八パーセント以下だったということだと思うんですね。この中で区報は断トツで数字が高いですけど、
ホームページが上がってきたのはコロナ禍という関係もあるのかもしれないんですが、そもそも
ホームページの閲覧数を上げていくというのも一つ課題なのかなと思っているんですけど、いかがでしょう。
◎須田広報課長
ホームページの閲覧数なんですけれども、確かに前回の調査のときは一七・二パーセントということで、二〇パーセント切っている状況でしたけれども、今回少し上がってきているかなというところで、こちらはリニューアルも関係したりですとか、あとはSNSの発信で
ホームページのURLなどをつけて発信したりとかという、そういったことが少しずつ効果を現してきているのかなというふうには思っております。 ただ、
山田委員おっしゃるとおり、まだまだ上げていく必要はあると思っておりますので、今後見やすい
ホームページということで改善を重ねていきたいというふうに思っております。
◆
山田晴美委員 今回の回収率の中の高齢者が多いというところがこの数字に反映しているのかもしれないんですけど、今、割と年齢のいった方でも携帯電話、スマホを持っている方も多いですし、あと御家族がGPS機能とか使って、親御さんの安全確認も含めて、お子さんが親御さんに携帯電話を持たせているケースも増えてきて、テレビのCMでもシニア層の携帯電話をあっせんするようなCMも最近多く流れていると思うので、そういう方たちも区報ではなくて、
ホームページを見ることで少し
デジタルになじんでもらうというのは、今後さらに必要になってくるのかなと思うのがこれを見て思ったのと、あと、先ほどから若い方の回収率を上げるお話があったと思うんですけど、そもそも、
世論調査をお願いしたときに、回答は
デジタルで返信いただくのも可能になっているということですよね。それをするためのアクションというんですか、QR
コードか何かが貼りつけられているんでしょうかね。
◎
茶谷秘書課長 ピンク色の冊子の報告書の十七ページにありまして、十七ページの下のほうに
スマートフォン用のQR
コードがございます。こちらを読み取っていただいて、下に申請者IDと
パスワードがありますので、ログインしていただいて、
電子申請システムで回答していただくというような形になっております。
◆
山田晴美委員 何でもそうですけど、ふだんの日常の作業にプラスアルファの作業をするというのは、個人的にいうと、主婦、母親感覚でいうと、かなりの負担になるんですよね。なので、なるべくアクションは少ないほうが、より少ないアクションで回答できるというところをもうちょっと研究していただいて、QR
コードがあれば、QR
コードに入っていた中を拝見していないですけど、その中もなるべくアクションの数を少なくしていただけると回収率は上がってくるのかなと。 あと、例えば紙ベースも、返信用の封筒が同封されていてということだと思うんですけど、最近だとお手紙式になっていて、こういう紙がのりづけになっていて、のりをするとそのままポストに入れることができるような書類も最近あったりするので、なるべく
アンケートを答えていただくためのアクションを少なくするという工夫をしていくと、少し違うのかなと個人的には思いますけど、いかがですか。
◎
茶谷秘書課長 我々もなるべく手数をかけていただかないで済むようにと思っております。 実際に自分でやってみると一時間近くかかったりするものでございますので、今、
山田委員から御指摘のありました、例えば
電子申請であれば、設問票が出てくるんですが、回答して、次へみたいなものがなるべく少なくなるようなつくりですとか、あと、設問についても、なるべく複雑にならないように、分かりやすいようにという工夫をずっと続けているところでございますが、今後もいただいた御意見を踏まえまして、工夫を積み重ねていきたいと思っております。
◆
山田晴美委員 あと、ちょっと思ったんですけど、紙の厚さが厚かったりすると、何分ぐらいかかるなと多分開けた瞬間に思う方もいると思うんですね。もちろん回数を増やすと費用が増えてしまうと思うんですけど、例えば量を半分にして二回に分けるだとか、より回収率というところにこだわった対策も御検討いただければなと思います。 以上です。
○
小島和男委員長 相馬委員。
◆相馬ゆうこ委員 先ほど来、高齢の方の回答割合が割と高いので、その年代の回答が反映されやすいのではないかという質疑がありますけれども、年代別で見たときに、高齢というのを七十五歳以上と捉えると、七十五歳から七十九歳と八十歳以上の方を合わせると一八パーセントなんですよね。これは区全体の年代別の人口比と比べたときにはどうなんでしょうか。
◎
茶谷秘書課長 例えば七十五歳から七十九歳が九千六百三十三人おりまして、全体の五・一パーセントでした。この中で配布したのが百五十七人で、三千万人の中の五・二パーセントということで、大体対象人口と同じ割合で三千人を割っている形になっております。
◆相馬ゆうこ委員 八十歳以上についてはどうですか。
◎
茶谷秘書課長 八十歳以上につきましては、一万六千七百十八人で八・九パーセントでした。配布したのが二百五十一人で八・四パーセントとなっております。
◆相馬ゆうこ委員 年代別でこうやってグラフで出てしまうと、高齢者の方の回答率が少し高めに思うんですけれども、人口比で見るとそういうことなので、だからといって、特に高齢の方々の意見が反映されやすいとかそういうことではないのかなというふうにも思います。 また、クロス集計なんかもされておりますので、所管の方々が
基礎資料として使う場合には、もちろん年代別で回答がどうなのかというところもきちんと見ていただけると思いますので、回答の年代の割合によって、ここの年代の意見が区政に反映されやすいとかそういうことではないのかなと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
茶谷秘書課長 おっしゃるとおりでして、分析におきましては、例えば二百一ページ以降にデータ集がありまして、こちらで十代とか三十代とか四十代とか五十代の年代別に数値も載っております。こういったものを使いながら詳細に分析を行っておりますので、高齢者だからというわけではなくて、分析するときはデータ集なんかを使いながら、詳細に分析しているところでございます。
◆相馬ゆうこ委員 そういう意味もあって、きちんとクロス集計なんかもされていると思いますので、その辺りはデータを使うときには丁寧にやっていただきたいというふうに所管の方々にもお願いしたいと思います。 あと、質問項目なんですが、毎年所管の方々から要望を募って出されていると思うんですけれども、毎年同じように聞いているという項目もあるかと思います。今回の設問でいくと、一のところと十の区政への関心と要望のところが例年聞いているところかなと思うんですけれども、そこに関しては、経年で聞いていることなので、例えば推移を報告として載せるとか、毎年聞いていることの意味があると思うんですね。区としては例えばこれぐらいを目指していて、今これぐらいですみたいなところを報告でいただくと、より分かりやすいのかなと思うんですけれども、例えば区政への関心なんかのところだと、今、荒川区は何パーセントの方に関心を持っていただくことを目標としていますとか、そういうことをはっきりとこの際出しておいたほうがいいのかなとも思うんですけれども、そこについてはいかがでしょうか。
◎
茶谷秘書課長 今、
相馬委員から御質疑ありました目標数値みたいなものは、区のほうでは設定していないところでございまして、経年の動きを見ながら、例えば大きく変わったところがあれば、それは何でだろうなということで分析につなげているところでございます。 また、報告書のほうに前年度は載っているんですけども、三年度分載せるとかそういった部分は工夫をしていきたいかと思っております。
◆相馬ゆうこ委員 例えば区政への関心のほうだと三年分ぐらい載っているんですけど、私としては、四十七回やっていて、どの時点から毎年聞かれているのか分からないですけど、恐らく三年より前から聞いているのではないかなと思うので、できるだけの経年変化を見られるような報告の形にしてもいいのかなというふうに思いました。 あと、区政への関心ということについてなんですけれども、今、この結果では、例えば関心があるというのがややと合わせて五五パーセントになっているのかしら。ただ、区民全体の五割ぐらいが区政に関心があるというふうに受け取ってしまって本当にいいのかなというところがありまして、そもそも回答率が半分以下なので、回答しなかった方というのは、そもそも区政に関心がないのではないかと思うわけです。 そうすると、この設問に関しては、回答した中での五割というのを区民の人口の五割と受け取ってしまっていいのかしらというふうに思うところもあるんですけれども、区の見解としてはいかがでしょうか。
◎
茶谷秘書課長 先ほどの答弁の繰り返しになってしまうんですけれども、例えば八割あればいいと目標に定めると、八割を超えた時点でそれでいいのかということになってしまいますので、この調査の目的が、何パーセントあるかというのではなくて、経年でどういうふうに皆様が思われているか、また、急に減ったところがあればそれは何でだろうということで、年代ですとか、ライフステージですとか、地域ですとか、そういうのを探りながら原因を究明していくというのが継続調査の目的でございますので、取りあえず、今のところは、目標設定というのはこの調査においては考えていないところでございます。
◆相馬ゆうこ委員 では、それはそういうことなんだというふうに理解はしますけど、区としては、区政に関心を持ってもらおうと、もっと持ってもらいたい姿勢ということについては御意見はいかがでしょうか。
◎
茶谷秘書課長 区政世論調査で申し上げますと、
相馬委員おっしゃるとおり、回答率は半分ですので、もっともっと関心を持って答えていただきたいというふうに我々所管としても思っております。そのために、毎年少しずつですが、他の自治体のものを調査して、参考にしながら、より回答しやすくということで取り組んでいるところでございます。
◆相馬ゆうこ委員 それは今後もいろいろ工夫していってほしいですし、区民の皆さんに区政に対して関心を持ってもらうように、区議会としても一緒に頑張っていきたいなというふうに思っております。 質疑は以上です。
○
小島和男委員長 他にございますか。 斎藤(泰)副委員長。
◆斎藤泰紀委員 まず毎年、
区政世論調査を区としてずっと継続して実施していただいていると。全て完全に拝見しているというわけではありませんが、毎年毎年、私、個人的にはうんと参考になっていまして、感謝しています。ありがとうございます。これは当分継続されますよね。
◎
茶谷秘書課長 継続していきます。
◆斎藤泰紀委員 具体的に幾つかお伺いしたいんですが、先ほど
森本委員でしたか。どういう感じで項目を選択しているのかということがありまして、こういうことだったのかというのがあったんですが、例えば
芸術文化活動、多少違和感を感じていまして、何で
芸術文化活動が出てきたんだろうと。そうしたら、
芸術文化振興プランの改定に向けて、こういうことがあるんだなと。
健康づくりは何度も何度も取り上げておられますから、こういうことかと。
スポーツ振興で
パラスポーツをあえて取り上げられたのは一体何なのかなということがあったり、
マンションというのは、管理適正化推進計画を策定するということがあるようなので、それでということなんだろう。ただし、各所管からより具体の、このようなことを
世論調査にかけてもらえないかということがどの程度おありになるか分かりませんが、御判断をされるのは総務企画部なんだろうと思いますが、判断基準というのはどうなんですか。
◎
茶谷秘書課長 まず、企画項目につきましては、各所管から調査の目的とか狙い、想定する結果、また結果をどのように施策に反映して、何に使いたいかというようなものをお聞きいたします。上がってきたものを、そこからまたヒアリングを繰り返し、庁内調整を経て、より重要なものと申しますか、ほかでできないもの、
世論調査でやるべきものというのを判断して、決定しているものでございます。
◆斎藤泰紀委員 例えば広報の関係がありますね。
世論調査の結果からすれば、五〇パーセントを超える方が区報でより多くの情報を得ているということですから、今の時代と逆行するというつもりは、全く僕は思っていませんで、大変大事なことなので、区報をより充実させていくんですよというような記載、記述というのはなかったので、須田広報課長、どうなんですか。
◎須田広報課長 あらかわ区報でございますが、これまでもこれからも、区民の皆様が区政の情報を入手する一番の手段として最も重要視しているところでございます。今後につきましても、より一層区報の内容を充実してまいりたいというふうに考えております。
◆斎藤泰紀委員 分からないことも幾つかありまして、教えていただきたいことがあります。何かというと、概要版で見ますと、一番最後のページ、十八ページ、十九ページのところ、地域防犯の取組というのがずっと経年で重要だと。地域防犯というのは、具体的にどういうことなんですかね。
◎
茶谷秘書課長 地域防犯、犯罪ですとか、大きなものでいえば、地域で起こっている身の回りの危険といいますか、そういったものを想定しているところでございます。
◆斎藤泰紀委員 常に上位を占めている希望、期待の中で、御担当というのはどこになるのか、区全体になるのかどうか。というのは、こういうことを取りあえず申し上げたいんですね。相当以前だったと思います。一時代前までとは言いませんが、全国、警察組織が交番をどんどんなくしていった。それだけではなくて、最も大事な警らを完全に廃止したんですね。いわゆるお巡りさんがいなくなった、パトロールをしていないと。かつて、私たちも含めて住民の方たちは、日本全国そうだと思いますが、お巡りさんが徒歩で警らをしている、少なくとも自転車で回っている、それさえなくなっているんですが、これをなくしてしまったというのは、警察組織もそうなんですが、政府もそうだし、都道府県の人たちも、要するに知事等、なぜこれをそのままにしているのか。その代わりに、例えばうちの区でいえば、行政として、派出所ではなくて、何と言いましたっけ。 〔「安全ステーション」と呼ぶ者あり〕
◆斎藤泰紀委員 のようなものをつくらざるを得なかったりとか、パトロールで警察車両に似せたもので回っているとか、これは本来行政がやることではないんですが、今後何をして地域防犯というのをより具体でやっていくのかどうかというのは、大変大事なことだろうと感じているところなんですけれども、警察組織のことも含めて、いかが考えられますか。
◎小林区
政広報部長 確かに、これも全国的な行革というか、人手をいかに減らすかという着眼点のみでそのような方向性に至っているというような問題意識は、同じように共通で持っているところでございます。 一方で、新しい犯罪が常に生まれてきているという、いたちごっこのような、特殊詐欺のようなものもございますので、とにかく孤立させないというか、情報をより共有するというか、コミュニティの力で何とか警ら等の減少している部分を補うべく、今、生活安全課を中心に区全体で取り組んでいるところでございます。 警察とも連携しながら、治安ですとか安全の部分を区が賄っているようなところもございますので、時代の変遷でそういう環境に置かれている中で、区としてどういう対応をするのかということは、コミュニティを軸にしながら、できるだけ地域の安全を地域ぐるみで守っていくというような方向性でこれからも継続してやっていくしかないのかなというふうに考えているところでございます。
◆斎藤泰紀委員 今の件につきましては、うちの区に求めるというのは極めて難しい、無理なことに近いことだというふうには思うんですが、お巡りさんがいなくなったというのは本当に残念なんですね。お巡りさんの姿を見て、犯罪を起こそうとしている人とかそれに近いような人というのは、当たり前で警戒するし、私たち住民からすれば、安心感を得られると。ここのところというのが、本来は国会の人たちがこんな議論をしたのは聞いたことがありません。都道府県も、本当は知事とか都道府県議会も、これをどうしていくのかということはやってほしいなと。そういうところを少しは国会議員も都道府県会議員も、より具体で住民に少しでも安心を持っていただけるような、安全をどうやって守って図っていくのかということをもう一度再考してもらえないかなと。これは警察組織だけのことではなくて、政府や都道府県の責任というのは極めて重いというふうに思います。一自治体の二十三区とかでできるということではないことなので、申し訳ない質疑をしたかと思いますが、お許しいただきたいと思います。 幾つか反省をというところで、反省ということはないんですが、この結果を踏まえてどうするかというところで一つだけ申し上げます。あえてこれだけ取り上げるというのは誠に申し訳ないと思うんですけども、公園というところで、相当多くの方が今回の質問に答えて、公園にひさしやベンチを多く置いてほしいと。ところが、やらない。御担当の方たちはこれを聞いていただくといいなと思っていますが、やらないというのは宮前公園。二十年ちょっと前から、宮前公園を造ろうと、やっと第一期、第二期工事が完成したと。ところが、ベンチが極めて少ない、ひさしがない。完成した後に、ひさしを幾つか設置していただいたというのがあるんですが、なぜこういうふうになってきてしまっているんだろうかということが本当に不思議なんですね。散歩に行くだけではなく、遊びに行くだけではなく、子どもたちを見ている方たちだけではなくて、ちょっと腰かけたいと、日差しが強いときには日よけが欲しいなと、あえて造らないで来てしまった、つい最近も。これは大いに反省しなければいけないんですが、反省の記述が一切ない。残念で仕方がないんですが、これは全部総括しておられる総務企画部としての御感想はいかがですか。
◎小林総務企画部長 今回、取りまとめに当たっては、統計的にこういう傾向にありますと、区民の意向がこういうところにありますというような記述にとどまっているのは、例年そのような記載になってございます。さらにこの結果を踏まえてどうしていくのかというのが、これから各部が詳細に分析することになります。 先ほどおっしゃっている宮前公園の件も、区民の声なんかも当然のように同じような声をいただいてございます。そういう声をしっかり踏まえながら、また、大規模公園、まだ宮前公園の第三期工事もありますし、それ以外の公園もございますので、そうした公園づくりに生かしてまいりたいというふうに考えてございます。
◆斎藤泰紀委員 今の件でこだわって恐縮ですが、最後にさせていただきたいと思いますけれども、
総務企画委員会の直接の所管ではないということは承知していながら、小島委員長にお許しいただいて、
区政世論調査からより具体で今回質問されていてということですから、お許しいただきたいと思いますけれども、例えば今の宮前公園、あらかわ遊園も同じかなという感はあります。あらかわ遊園の園路についてもそうかなと。これから町屋七丁目で新しい公園を、いつからかはともかくとして、造っていかれるはずだし、あそこは南千住六丁目になりますか。川沿いになりますが、また、日暮里地域でも公園の改修等も行われるはず。 基本的なところで、ベンチやひさしというのは大事なんですよというところが、頭の中では御理解があっても、意識はあったとしても、実際に設置されないと。あえて申し上げますが、そういうことが続いてきているし、これから宮前公園でも第三期工事があります。これはより具体でより直近です。そのところでなぜそうなるのか。もしかして一つの可能性とすると、設計会社とか、もしくはそれに関わるような方たちがそういうものをあまり重視されておられない可能性もあると。区行政に関わる所管の方たちが、もしかするとそういう方たちに影響されているのかもしれないと。そのようなことはないことを願いますが、どこに視点を置くのか。邪魔になるはずがないということがありますから、総務企画部として、所管に対してこんな質疑があったよということはぜひお伝えしていただきたいというふうに思いますので、お願いしておきたいと思います。何かあれば。
◎小林総務企画部長 この
総務企画委員会も、
区政世論調査に関わる各所管は傍聴してございますし、もちろんこの後、具体的な対応策について意見交換をする場を設ける予定でございます。殊、委託管理で委託事業者任せというのは、ほかの分野もさることながら、あってはならないことですので、特に公園の機能というのは、この設問にあるとおり、一つの機能ではなく、いろんな機能があり、ひさしとか休憩するスペースというのは、公園になくてはならないアイテムの一つだろうというふうに思ってございますので、今日の
総務企画委員会でお取り上げいただいた議論の経過はもちろん聞いてございますけども、総務企画部としても、しっかり所管と膝を突き合わせて協議してまいりたいというふうに考えてございます。
◆斎藤泰紀委員 終わります。
○
小島和男委員長 今日報告いただいて、様々意見が出されておりますので、今後の内容に生かしていただきたいと思いますし、ただ、気になったのは、暮らしに関わる問題が質問項目にないのは何でなのかなという。区民の暮らしがよくなっているのか、悪くなっているのか、こういう基本的なことはやっぱり中に入れてもいいような気がいたしました。 あと、全体では
総務企画委員会で報告はあるんだけど、先ほど来、話があるように、所管ごとになっていくわけですよね。それがその後の追っかけではないんだけど、結局、議会のほうとすれば、聞く機会というのはここ以外は所管ごとになると。所管ごとはそれぞれでやっていますよというんだけど、結果のところが議会にももっと分かりやすいような、ボールを投げるという点では、ぜひもうひと工夫していただけないかなということだけは要望しておきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でよろしいでしょうか。 〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○
小島和男委員長 続きまして、私債権に係る債務管理の取組状況について説明がありますが、該当案件に関する詳細については、全庁に及ぶ内容であり、
総務企画委員会以外の所管にわたる内容の質疑をされることが想定されております。理事者の皆様におかれましては、お答えできる範囲内で御答弁くださいますようお願いいたします。 委員の皆さんにおかれましても、その点については御理解くださいますよう、まずお願いしておきたいと思います。 それでは、債権管理担当課長から説明があります。
◎平野債権管理担当課長 それでは、私債権に係る債権管理の取組状況について御説明をさせていただきます。 督促による債権回収、債権整理など債権管理の取組状況について御報告をするものでございます。 内容の一の(一)のとおり、債権回収に努め、計四百五万円余の返済を得たところでございます。 次に、(二)の債権の整理につきましては、時効により消滅するものが七万三千九十六円ございます。 裏面を御覧ください。②でございます。計六十二万八千百八十九円の債権につきまして、債権管理条例に基づき時効とみなし、債権の放棄をいたすものでございます。また、破産により六万二千八十五円を債権放棄するものでございます。 こうした結果、次の(三)のとおり、収入未済額はさらに四百七十五万円余減少する見込みとなってございます。 次の取組内容につきましては、未収債権を発生させない取組を中心といたしまして、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 参考といたしまして、債権管理条例施行前の平成二十一年度と令和三年度の収入未済額を比べますと、二億円以上減少できているところでございます。今後におきましても、引き続き債権回収、債権管理の取組を全庁一丸となって継続してまいりたいと考えております。 なお、債権放棄につきましては、二月会議の諸般の報告にて御報告をさせていただく予定となってございます。 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
小島和男委員長 御質疑をお願いします。
森本委員。
◆
森本達夫委員 今、資料を見させていただいておりますけれども、幾つかお聞きしたいところがございます。 A3の資料を今、見させていただいておりますけれども、例えば、一番上の行、介護事業者返納金及び加算金として債務者一件ですけれども、金額がすごく大きいわけでありますけれども、返納金及び加算金についてちょっと説明していただけますか。
◎平野債権管理担当課長 こちらのほうは平成十九年当時の件でございまして、虚偽の申請で不正をしてということで指名を取り消されたという介護事業者に対して、その間に支払いました介護報酬であったりそうしたものの返還を求めているという件になります。 当初請求額のほうが五千六百万円ほどあったんですけども、二千七百万円ほど支払いをいただきながら未回収額が残っていると。訴訟も起こしまして、差押え等もやりましたけれども、本人の財産的な部分で少なく、八万円程度の債権徴収をしたというのが最後となってございます。これが平成二十七年度となっています。 現在、この事業所自体は廃業しておりますので、代表者個人に対し、その部分について請求しております。かなり高齢で九十歳近いというような中で、状況はそういう状況なんですけれども、状況の変化もあろうかというようなところで所管共々今、粘り強く対応を行っているというような形です。
◆
森本達夫委員 今のお話ですと、事業者が虚偽の申請をしていたというところで、悪質極まりないなというのは感じるわけでありますけれども、例えばそういった虚偽のものというのは、どこかの時点で、早い段階でといいますか、確認といいますか、そういったチャンスというのは、それまでなかったものなんですかね。いかがでしょう。
◎平野債権管理担当課長 こちらの部分につきましても、古い話ではあるんですけれども、東京都のほうからそうしたような状況について確認ができて、荒川区だけではなくて、ほかの自治体でもそういったような形になっておりまして、その時点では捉えることがなかなか難しかったと、そのように聞いているところでございます。
◆
森本達夫委員 すみません。今のお話ですけど、どのぐらいの期間かかってこの額になったかというのを教えてください。
◎平野債権管理担当課長 この部分につきましては、今、お話させていただきましたけれども、当初の時点で五千六百八十二万円という形がございました。こちらにつきまして、平成十九年当時にお支払いしておりますので、それに関する部分で五千六百八十二万円の未回収分があって、当初二千七百十万円をお支払いいただいていたということになりますと、期間というか、その時点で発生したものと御理解いただけたらというふうに思います。
◆
森本達夫委員 なかなかその時点で見つけるというのが難しいかと思います。今後はこういったことというのは回避できる状況になっているのでしょうか。
◎平野債権管理担当課長 今回のように大きな金額の事例というのは、そうそうないんですけれども、ただ、こういったようなものを察知した場合につきましては、すぐに弁護士案件というか、私どものほうでなかなか対応が難しい部分がございますので、そういう部分は弁護士に外部委託いたしまして、状況によっては訴訟も早め早めで状況に応じて行っていくと、そういう法的手段も辞さないような形での取組をしてまいりたいと考えておりますので、こうしたことにならないように、全庁挙げまして取り組んでまいりたいと考えております。
◎丹債権管理担当部長
森本委員おっしゃるように、こうしたケース、職員を配置したかのように見せかけた不正受給だったわけですけども、なかなかこういったものについて見抜くのは現実的には難しいケースもあろうかと思います。ただ、それ以外の、例えば使用料をお支払いいただくとか一般的な請求につきましては、前もってお金を納めていただく、いわゆる前納主義という形で仕組みを変えてございますので、一般的には滞納を発生させない仕組みづくりに今取り組んでいる真っ最中でございます。
◆
森本達夫委員 またこういったことが発生しないようにお願いしたいと思うんですが、いかんせん金額が大きいというところと、回収の見込みがあるかというと、ちょっと心配なところがあります。こういったものが今後はないようにしていただきたいと思います。 あと、その二つ下で区民住宅の使用料というのがよく挙がってくるんですけども、今現在十一世帯まだあるということなんですけれども、今現在お住まいの方なんですか。
◎平野債権管理担当課長 こちらはお住まいの方とお住まいじゃない方、それぞれいるんですけれども、そういう状況であります。 ちなみに、今回十六件が令和三年度末で全体としてあって、最終的に十一件という形になっておりますけれども、中には新規で発生したというのも実は三件ございました。ただ、その後に、年度末であったりとかそういう中で一時的に滞納という形で、年度のすぐ後にお支払いできておりますので、新たに発生した部分というのは解消されております。 そして、最終的に十一件という方々につきましても、全員分割納付というような形の中で、コンタクトが取れていて払われているような状態になっております。
◆
森本達夫委員 分かりました。そうしますと、現在進行形で回収しているという状況かというふうに思います。よろしくお願いいたします。 本当に債権回収というのは大変な作業かと思いますけれども、大事な区民のお金にも関わってくることだと思いますので、引き続き全力で取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 終わります。
○
小島和男委員長 相馬委員。
◆相馬ゆうこ委員 延長スポット保育料なんですけど、これは毎年、多分、委員会の中でも質疑されていると思いますけども、何か今年度進展があれば御報告いただきたいんですが、いいでしょうか。
◎平野債権管理担当課長 こちらにつきましては、保育課で保育園と連携を図りながら、今、頑張ってやっているところでございます。年々、なるべく新規に発生させない、そして発生させたとしても早期に対処していくということを徹底しまして、保育園長が顔を知っていますので、納付を働きかけたり、そうしたようなことに努めまして、今回新規で発生したものというのが二十九件ございました。その中で早期に対処するということで二十五件、十二月までのこの間に返済していただいているところです。残りの部分についても現在対応中というような形の中で、取組としては今一生懸命やっているというようなところでございます。
◎丹債権管理担当部長
相馬委員からは、昨年、こういった形の延長スポットについて、例えばキャッシュレスを取り入れたらどうかというような御助言もいただいて、その後、所管課のほうとも調整を図ってきております。ただ、結論から言いますと、システム上、電算上の処理なんですけれども、それがなかなか難しいというところもございまして、所管のほうでも別のルートでキャッシュレス的なものはできないかといったことも研究してございますし、あるいはコンビニエンスストアでの支払いもできないかといったようなことも検討しているんですけども、保育システムの基盤がなかなかうまく調整できていないというようなところは聞いておりまして、現在検討中という状況でございます。
◆相馬ゆうこ委員 今、御答弁いただいたように、延長スポット保育料の支払い漏れが出てしまうような方法になっているために、こうやって毎年毎年新規も発生してしまうような状況だということがずっと言われ続けているかと思うんですけれども、システム上なかなかキャッシュレスとかコンビニ払いが難しいというところなんですけど、実際にやっている自治体もあるようなんですけれども、やっている自治体のシステムでは何とか取り入れられるような、システムの違いで入れられるか入れられないかというところなんですかね。ごめんなさい。所管のところになっちゃいますけど、分かる範囲で教えていただけたらと思います。
◎平野債権管理担当課長 私どもも所管のほうも研究しているところですけど、確かに今、
相馬委員お話していただきましたとおり、自治体によっては様々工夫してやられているというのは承知しているところでございます。私どもで調べたところでは、小さい規模の自治体がそういったようなことをやっているというのは把握しているところでございます。 ですので、私どものほう、規模でいうと差がありますので、今ある仕組みを変えていくということになると、一定多額の費用が発生してしまうというところで、費用対効果の面でちょっと課題があるというような中で、ただ、
相馬委員おっしゃるように、利用者にとって利便性が高い支払方法であれば、滞納の抑制にもつながるんだというのは、私どももそのとおりだと思っておりますので、引き続き利用者にとってどういうものが便利であるのかというところは、所管とともに検討してまいりたいというふうに考えております。
◆相馬ゆうこ委員 催促する側のほうも、そこに経費がいろいろかかってくるわけですから、そもそも滞納が起こらないような仕組みづくりをやってきていただいていると思いますけれども、ここに関しては、何とか改善できるように今後も頑張って所管の方と連携してやっていただきたいなというふうに要望しておきます。 あと、奨学資金の貸付のほうなんですけれども、こちらのほうは、滞納者の生活状況といいますか、滞納している理由というのが、生活の中でどうしても返還できるお金が支払えないということなのか、それとも何か別な理由で支払えない理由があるのか、全体の傾向として分かるところがあれば、お答えいただきたいと思います。
◎平野債権管理担当課長 これは当初借りるときに計画をしっかりと示しながら、この期間から払いますということでお約束の上、貸し出しているということになります。就職してから支払いが発生するわけですけれども、生活費との兼ね合いの中でお支払いが完全にはできなくて、例えば分納になってしまっているとか、そうした中で滞納が起こっているというふうには聞いてはいます。
◆相馬ゆうこ委員 ちょっと細かくなっちゃいますけど、今、四十三人いらっしゃる中で、分納されている方というのは何名ぐらいいらっしゃるんでしょうか。
◎平野債権管理担当課長 四十三名の中で、二十六名の方が分納されているというふうに聞いております。
◆相馬ゆうこ委員 それ以外の二十人余りの方は全然支払えない状況、それは生活が苦しいというような状況という認識でよろしいでしょうか。
◎平野債権管理担当課長 そうですね。そういった部分もありますし、あとはかなり古いものという形の中で、状況がなかなか分からなくなっているという部分もございます。
◆相馬ゆうこ委員 奨学金の問題というのは、荒川区だけじゃなくて、全国的にも若者が奨学金を借りるけれども、まず就職できるかどうか分からない、正規で働くのも難しい、正規で働けたとしても手取りが少ないというような状況が全国的にあるので、本当に大きな問題だなと思うわけです。 頑張って勉強して社会に出て働きながら返していく、でもそれも厳しいという、本当に希望が持てない状況になっている若い方たちがたくさんいると思うんですよね。その中でも返還金というものがあるので、どうやって返していただくかというのは、所管の方々も難しいところかと思います。 ただ、全国的な状況が日本全体にある中で、催促と同時に生活の支援にもつなげていかなきゃいけないというところがやっぱりあると思うんですね。奨学金のところだけじゃなくて、ほかにも生活のセーフティネットになっているような資金もあると思いますので、滞納している方の生活状況には十分考慮していただきたいと思いますし、生活支援につなげていくという観点がやはり必要かなと思いますけれども、区の姿勢としてはいかがでしょうか。
◎平野債権管理担当課長 ただいま
相馬委員のお話しいただきました奨学金につきましては、平成二十九年度の募集分から制度を少し見直しまして、一定の要件を満たした場合には返還を免除するという制度を取り入れております。その要件というのが、卒業後荒川区に三年間在住し、区民税を二年以上納付しているというような形の中で、こうしたものが整えば返還を免除するというような形で、制度自体も今、
相馬委員御指摘いただきました趣旨なども入っているのかなとは思っているんですけども、ただ、これまでの部分につきましては、公平性を確保するという部分もございますので、しっかりとお支払いいただける形の中で取り組んでまいりたいというふうに考えております。
◎丹債権管理担当部長
相馬委員おっしゃるところもよく分かるんですけども、私ども、まず荒川区との間で金銭上の貸借対照といいますか、債権債務が発生しておりますので、お金をお返しいただくというのは大原則だというふうに思ってございます。お金を借りているわけですから、お返しいただくというのは当然のことだと、まず大原則だと思ってございます。 ただ、そういった中で、
相馬委員おっしゃるとおり、非常に生活が苦しいといった方々に対しては、私どもは督促状を中心にして、職員がアプローチをかけているんですね。そういった意味では、ぜひ相談してくださいということでアプローチをかけておりますので、お話合いの中でどういった形でお金を返済していただくか、あるいは免除しようとか、そういったようなコミュニケーションが図れることはベターなのかなと思っています。 ただ、お金があるのにお支払いいただけない方も実際にいらっしゃるわけでして、そういった方々に対しては毅然とした態度を取らざるを得ないということで、弁護士を通じた訴訟になったり、そういったことにも発展するケースもあるんですけども、まずは私たちのアプローチの仕方とすれば、区民の方々に寄り添った形で、負担の公平性というものは確保してまいりたいと、そのように考えてございます。